こんにちは、かすたーど先生です。
私はペネトレーションテストを提供する部門でプロモーション活動や部門運営を担当しています。仕事内容はエンジニアではないのですが、セキュリティサービスをプロモーションをするうえでIT技術やソリューションに関することは知っておかなければいけないので、情報収集や勉強をしています。エンジニア未経験の文系出身者なので、なるべく分かりやすかったり、気軽に始めやすいIT技術が勉強できるツールやサービスの情報を探すようにしています。
今回のブログでは、その中で利用させていただいた「AWS Cloud Quest」が面白かったのでご紹介します。
AWS Cloud Quest とは
AWS Cloud Questは、ゲーム形式で、AWSサービスの概要や構築方法などを学ぶことができます。サービスの概要や設定方法、セキュリティについて、価格モデル、ビジネスへの影響など網羅的に学ぶことができる内容です。
主人公は、街の中で課題を抱えいている住民たちと交流して、AWSのサービスを活用して課題解決をしていきます。2023年に日本語対応したと知って、使ってみました。
AWSスキルビルダーのアカウントを作成すれば、無料で遊ぶことができます。(有料のアカウントなどもあるそうなのですが、私は無料のアカウントを作成しました)ブラウザがあれば遊べます。
こんな感じで自分の見た目も変えることができます。
自分の見た目を決定したらゲームがスタート。スケボーのような乗り物に乗りながら街を進んでいきます。(ちなみに私はここまできてから日本語に変更しました。画面右上の設定ボタンから変えられました。もっと前の時点から日本語に替えられたようなのですが、忘れてそのまま進んでいました)
クエストの内容
今回のブログでは、一番初めに発生したクエストの内容をベースに、ゲームの流れをご紹介します。クエストは、住人に話しかけると開始されます。(!が表示されている人をクリック)一番最初に話しかけた人との会話で、街の人たちの生活に必要な「静的WEBサイト」をAWS で構築し、耐久性などを高められるようにしよう、といった課題が発生しました。
課題は、「学習セクション」→「計画セクション」→「実践」→「DIY]という4つのパートを進めていきます。
学習セクション
構築するソリューションの全体像を、図解や動画で解説してくれます。今回のクエストで使用する「Amazon S3」の概要を理解していきます。
動画は英語のままだったので、私は右下のタブから字幕設定を日本語に変更して見ました。
計画セクション
ソリューションの構築に必要なビルドアクティビティ(作業内容)の概要と、今後のパートで実施しなければいけないタスクの内容が分かります。システム全体像の中で、どの部分が構築するソリューションなのかを図で説明してもらえます。
実践
練習用に用意された「AWSコンソール」(AWSソリューションの設定などをできる画面)を使用して、ソリューションの構築の練習ができます。このゲームの中で検証用にAWSコンソール画面が用意されているので、実際のAWS環境を持っていなくても練習ができるようになっています。このクエストでは、AWSコンソール画面で下記のような作業を実施しました。具体的な作業内容の説明を画面の画像とテキストで表示してくれるので、エンジニア未経験の私でも特に作業に詰まることはありませんでした。
・用意されているhtmlファイルをリネーム(名前変更)
・アクセス許可設定を確認
テキストエディタ―の内容を確認して、設定に問題がないかを確認します。それぞれのポリシーの意味の説明も表示してくれるので、見比べながら学習できました。
・プロパティ画面の確認
・静的ウェブサイトホスティングの画面設定(ホスティングを有効にするための設定を実施)
DIY
構築の残り作業と、構築が問題なくできているのかを検証します。ここで問題が。実践パートの時は説明と設定する画面イメージが表示されていたので、その通りに作業すればできたのですが、DIYのパートではテキストでヒントが書かれているのみでした。コンソール画面を色々みてヒントの内容に合っていそうな作業をしてみたら合っていたようで、無事に構築完了の表示が出てクリアできました。
成功すると、クリア報酬がもらえました。嬉しい。報酬内容は街を発展させるオブジェクトでした、クエストを進めると街もどんどん発展していけるようです。
1回プレイしたクエストの内容は、ナレッジという画面から、再度確認することもできます。(コンソール画面を使っての実践はナレッジからはできませんでした)
実際のAWSコンソール画面を見たり触ったりできるので実際の作業内容をイメージしやすく良かったです。オープンワールドのゲーム形式なので取り組みやすいと感じました。
いきなり本番環境使うのは怖いけどAWS触ってみたい方などいらっしゃいましたら、遊んでみてください。